不動産の売却を思い立ったとき、売却査定の相場を自分で調べたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、不動産の売却査定の相場を自分で調べる方法と注意点をご紹介します。
その結果を踏まえ、手持ちの物件を高く売る方法もお伝えしますので、知りたい方はぜひお読みください。
不動産の売却査定相場を自分で調べる方法をご紹介
インターネットを使って、自分で建物の売却査定相場を調べるときは、「レインズマーケトインフォメーション」が参考になります。
このシステムには全国の不動産会社が参加しており、運営している不動産流通機構は国土交通大臣の指定を受けた公的組織です。
掲載内容は、売り出し価格にくわえ、通常、第三者が知ることのない成約価格もあることから、実際の取引相場を把握できます。
他には、運営を国土交通省がおこなっている「土地総合情報システム」も、信頼できる情報を掲載したサイトです。
物件を購入した方へのアンケート結果に基づく取引価格になっており、レインズには掲載のない土地取引の結果もわかります。
不動産の売却査定相場を自分で調べるときに知っておくべき注意点
独自に売却査定を調べるときの注意点は、マンションは相場どおりの価格で取引が成立していますが、一戸建ては20％くらい安くなっている点です。
マンションでは、同じ物件内の取引価格を参考にできるため、適正な価格で売り出している点が影響しています。
一戸建ては、物件ごとに条件に違いがあり、販売価格に対して交渉をおこなうことが多い点が理由です。
同様に、所有する物件と掲載してある物件は、条件の違いがあることを認識し、条件に違いが少ない物件価格を参考にする程度にとどめます。
また、相場はあくまでもそのときの価格であり、時間の経過によって変わることも注意点です。
所有する不動産を売却査定相場よりも高く売る方法とは？
当初の価格設定を少し高めにしておき、3か月を目安に価格を下げる方法は、得した気分を演出できる効果から高く売れる方法です。
通常の価格よりも高値での成約になることが多く、時間に余裕のあるときにおこないましょう。
インスペクション（住宅診断）を受けると、物件の信頼を高めるのに役立ちます。
検査に費用がかかりますが、引き渡し後の契約不適合責任に基づく賠償請求を受ける心配もなくなるなどメリットが大きい点も魅力です。
この他、購入を希望する方の多いタイミングを狙うと高く売れます。
年度末は需要が多いため、直前よりも1月中旬頃から売り始めましょう。
まとめ
不動産の売却査定の相場を自分で調べたいときは、レインズマーケットインフォメーションなど、公的サイトを利用します。
注意点は、掲載してある物件とは条件の違いがあるため、あくまでも参考にすることです。
高く売るには、高めの価格設定やインスペクションの利用、需要のあるタイミングを逃さないようにしましょう。
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