傾斜のある土地などでは、敷地内に擁壁が設置されているケースも多く見受けられます。
ただし、一般的には擁壁のある不動産は売却しにくいとされているので、注意が必要です。
そこで今回は、擁壁のある不動産が売りにくいと言われる理由と売却方法について解説します。
不動産の買取を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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不動産の敷地内に設置される擁壁とは
擁壁とは、斜面の土をとどめるために設置される壁上の構造物です。
傾斜地など高低差のある土地に建物を建設する場合、高い土地に荷重や圧力がかかると斜面が崩れてしまうリスクがあります。
擁壁は、その斜面の土が崩れないように固定する役割を担っています。
擁壁の設置に関してはがけ条例が定められており、一定以上の高低差があるがけに該当する場所に隣接する場合、建物を建設するには擁壁の設置が必要です。
その規定は自治体ごとに内容が異なるため、隣地と高低差のある土地に建物を建てる際には自治体へ確認しておくと良いでしょう。
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擁壁のある不動産が売却しにくいとされる理由とは
擁壁のある不動産が売却しにくいとされる理由は、危険な擁壁にあたる可能性があるためです。
擁壁にひび割れや変形が生じていたり、自然石を積み上げただけだったりすると、地震や大雨の際に崩壊する恐れがあるので買い手が不安を抱きやすいです。
そのため、現状のままでは買い手を見つけるのが難しい可能性があります。
また、擁壁の工事費用が条件によって大きく変動するのも、売れにくいとされる理由です。
擁壁工事ではさまざまな条件に応じて単価が変動するため、場合によっては高額になるケースもあります。
ほかに、安全性が確認できない擁壁と判断される場合には、家が建て替えられないのも売却しにくい要因と言えます。
擁壁の安全性が損なわれていると判断されれば、擁壁を新たにつくり直さなければ家の建て替えは難しいです。
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擁壁のある不動産を売却する方法とは
擁壁のある不動産を売却するには、擁壁の安全性を確認してから売り出すことが大切です。
安全性の面で問題がないと証明できれば、災害時の不安も軽減されるので、買い手が見つかりやすくなります。
擁壁の安全性に不安がある場合には、補修や補強工事を実施してから売却するのも良いでしょう。
補強をおこなえば、売主として不動産をきちんと管理している様子もアピールできます。
ほかに、擁壁の安全性確認や補強が大変な場合には、買い取り業者に買取を依頼するのがおすすめです。
仲介による売却よりは価格が下がるものの、買取であれば壁の点検や補強工事にかかる手間や費用を省いて売却ができます。
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まとめ
以上、擁壁のある不動産の売却について解説しました。
高低差のある土地の斜面が崩れるのを防ぐ目的で設置される擁壁は、安全性に対する不安などが原因で売却しにくいとされています。
売却方法としては、安全性確認や補強をおこなう、買取を依頼するといった方法があります。
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