別荘を所有しているものの、さまざまな理由から売却を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし別荘は売却しにくいとされるうえ、居住用住宅の売却とは異なる点もあります。
売却しにくい理由と居住用住宅の売却との違い、そしてさいごに近年の別荘の需要について解説します。
売却前に知っておこう!別荘と居住用住宅の税制上の違い
そもそも別荘は、休養を目的とした趣味のものとみなされます。
そのため生活に必要な居住用住宅と違い、別荘は売却時の特別措置が適用されません。
たとえば居住用住宅を売却して利益を得た場合は、特別控除を受けられます。
これは、売却時の利益が3000万円以内ならば、譲渡所得税による多額の課税を発生させないものです。
しかし別荘の場合は、このような税制上の優遇措置は適用外です。
そのため、売却時に利益が出たとしてもその利益に応じた多額の税金を支払わなければなりません。
別荘が売却しにくい理由とは
まずはじめに挙げられるのが、修繕が必要な場合が多いという点です。
別荘は40~50年前のバブル期に建てられたものが多く、老朽化が進んでいます。
使用するには高額な修繕費がかかるため、費用の点から購入されづらいといえます。
次に挙げられるのが、立地の問題です。
別荘がある場所の多くは、都心から離れた利便性の悪い立地にあります。
また周辺に商業施設などが少ないため、その不便さから買い手が付きにくい要因にもなっています。
そして三つ目が、維持費が高いという点です。
温泉などがあればその管理費がかかり、さらに固定資産税と住民税が発生します。
とくに固定資産税においては、敷地が広い別荘は高額になるうえ居住用住宅には適用される軽減措置もありません。
売却できる?別荘の需要について
以上の理由から別荘は売却しにくいのですが、近年では別荘が注目され始め需要も高まっています。
別荘の需要が高くなった理由としてはまず、田舎暮らしを始める方が増えた点にあります。
都会とは違って田舎らしい、あえて利便性の悪い場所を選ぶ方が多いからです。
また二拠点生活といい、週末のみ別荘で過ごすという方にも需要が高まっています。
移住しなくてもほどよく田舎暮らしを楽しめることから、注目を集めています。
さらにリモートワークの普及から、ワーケーションとしても需要が高いことをご存じでしょうか。
ワーケーションとは、別荘などで休暇を取りながらリモートワークで働くという働き方です。
新たな働き方として注目されており、需要も高まっているといえます。
まとめ
別荘は居住用住宅と違い、売却時に税制上の優遇を受けられません。
また修繕費や管理費がかかり、立地も悪いことが多く売却しにくいといえます。
しかし近年では田舎暮らしや二拠点生活から別荘の需要が高まっているため、売却の際は活用方法の視野を広めてみてはいかがでしょうか。
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